可愛すぎて困ってしまう!? シンガプーラの無邪気な性格

シンガプーラは愛情深く飼い主に寄り添うおとなしい性格をしていますが、行動は大胆で奔放です。
好奇心旺盛な冒険家のスイッチが入ると興味のおもむくままにチャレンジを楽しむ一面も。
暴れん坊将軍で甘えん坊将軍。
そんな無邪気な姿も愛される理由のひとつですね。

シンガプーラの性格と気性

「小さな妖精」「鳴かない猫」と言われるシンガプーラ。
一方では「暴れん坊将軍」「甘えん坊将軍」との将軍伝説もあります。果たしてその真相や如何に？！

気性は穏やかでも茶目っ気たっぷり

シンガプーラは鳴き声も小さく、喧嘩や威嚇などもあまり見られない基本的に穏やかな気性の持ち主です。
そのため性格も体格も部屋飼いに向いていて、日本の狭い住宅事情にマッチしていますね。
「鳴かない猫」「声が可愛くないことが特徴」とも言われますが、これは極端な比喩で、少し風変わりで落ち着いた可愛い声で鳴きます。

小さなシンガプーラですがその体一杯に好奇心を表現し、遊び心と行動力のあるとても賢い猫です。
冒険心が豊かで運動能力も高いので、家具や冷蔵庫の上などの高い所に、どうにか伝って登って行きます。
キャットタワーなどを用意してあげると一安心できるでしょう。

人のやることに興味をもつシンガプーラは、一緒にやろうとするところがあり可愛いです。
お仕事中の飼い主さんの膝や手元にぴょんと跳ね上がって、見物したり、手伝ったり、はっきりきっぱりいうと邪魔をしまくりだったりします。
可愛すぎて邪険にできないところがまた困った小悪魔ちゃんで。
パソコンのキーボードに乗ってしまったり、テレビのリモコンを押してしまったりの「猫あるある」も。
テーブルに新聞を広げて読むのはまず無理、邪魔・・・可愛いなぁもぅ！と可愛さに負ける人がほとんどです。

人や物を興味津々で覗き込むような姿も見られ、小さな頭で研究しているようです。
危険のない程度に参加させてあげると満足げなご様子。
何気ない暮らしの一コマも微笑ましい時間になります。

人が大好きな甘えん坊さん

シンガプーラはご家族によく懐き、愛情の注ぎ甲斐がある甘えん坊な猫です。
顔をスリスリと寄せてくる撫で要求は本当に可愛いものですね。
人懐っこく、気を許した人には大変に愛情深く接するところが魅力です。

寂しがり屋なため留守番や無視され続けるのは苦手です。
毎日長時間の留守番は避けたほうが良いでしょう。

ヤキモチやきで飼い主さんが注目するものには何でも興味を持つとともに、自分を見て欲しいので間に割って入ろうと頑張ることがあります。
叱ったりせず、気持ちを汲んであげて楽しく暮らせるように見守るくらいでちょうど良いです。
優しい性格で怒ることができないシンガプーラは不満を溜めてしまうことがありますので、様子に気をつけて、充分撫でたり遊んであげて愛情を伝えてください。

満ち足りていれば猫らしく一匹で探検したりお昼寝したり、気ままに過ごしていることも多いです。
オモチャで遊ぶのも好きで、一人遊び（一匹遊び？）が続くこともあります。
一緒に遊んであげると、もっと喜んで遊んでくれます。
シンガプーラは基本構ってちゃんですので、できるだけ時間を見つけて構ってあげてください。

やや敏感で怖がりな一面も

シンガプーラは聞き慣れない音や振動、衝撃には敏感です。
神経質なところもあり騒々しい場所は苦手なので、近隣で工事などがある際には慣れるまでに時間がかかるかも知れません。
普段から狭い所に潜り込んで身をひそめることは良くあります。
そこで安心するならばそっとしておいてあげましょう。

人慣れしていない子のところに知らない人が来訪すると、警戒心を抱いて物陰に隠れてしまい出てこないこともあります。
頻繁に来客があるご家庭では、別室など安心できる隠れ場所があると無用なストレスを避けられます。
※猫全般に言えることですが、女の子は基本的に注意深く、男の子は開放的でわんちゃんのように人懐こい傾向があります。

多頭飼いには向かない？

シンガプーラはヤキモチや神経質なこともあり、多頭飼いにはあまり向いていない猫種とも言われますが、その子の性格と先住動物の性格にもよります。
甘えん坊の寂しがり屋なので、多頭飼いでも自分を一番可愛がって欲しいのもシンガプーラの個性です。
多頭飼いされる場合は怖かったり悲しい思いをしてストレスにならないように、先住猫優先の鉄則を守りつつできるだけ平等に愛情を注ぎ、環境を十分に考えてあげてくださいね。

慣れれば存分にリラックスするので、良く様子を見ておけば心配しすぎる必要はありません。